女性用育毛剤はさまざまな商品が発売されていて、それぞれ成分も異なります。自分の薄毛が何による原因かによって選ぶ育毛剤も変わるということです。
今回は、女性用育毛剤に配合されている成分とその効果を紹介します。
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目次
女性用育毛剤の成分
女性用育毛剤は、天然由来の成分で作られている商品が多く発売されています。
どの育毛剤も同じものが入っているわけではありません。保湿や抗炎症作用、血行促進といった効果は、配合されている成分や配合量によって異なります。
一部ですが、下記成分が抜け毛改善、育毛効果を期待できる成分です。
有効成分 | 成分による効果 |
---|---|
アセロラエキス | アセロラエキスには抗酸化作用があります。頭皮は皮脂が分泌されることもあって、酸化しやすく、酸化作用が強い活性酸素が発生します。 酸化や活性酸素は、細胞にダメージを与えるため、頭皮の場合、毛母細胞のダメージにつながり、髪の毛の成長を阻害することにつながります。 |
センブリエキス | センブリエキスは漢方薬の一つとして古来より胃薬として使われてきました。身体の血行を良くすることから、頭皮の血行促進を改善に期待できるため育毛剤の成分として使われるようになりました。 近年では、血行の促進や細胞分裂の活性化が確認され、発毛促進効果があることが確認されています。 さらに詳しく見る » |
ヒオウギエキス | ヒオウギエキスは、女性ホルモンの不足分をカバーし、男性ホルモンを中和することでホルモンバランスを整え脱毛を防ぐ効果が期待できます。 女性ホルモンに似た作用があり、ヒアルロン酸やコラーゲンの働きを促進し、うるおいのある頭皮環境を整え毛髪を生み出す毛母細胞を活性化させます。 |
ヒノキチオール | ヒノキチオールには、毛母細胞活性作用があります。髪の毛は毛母細胞の中にある毛細血管から髪の毛に栄養を送る役割をする毛乳頭が存在しています。そのため、毛母細胞の働きが弱くなると、栄養が髪に届かなくなり薄毛になります。 毛母細胞の働きを活性化させて髪の毛に栄養を送る効果が期待できます。 |
オウゴンエキス | オウゴンエキスは、男性ホルモンを抑制させる効果があります。実は、女性の身体にも男性ホルモンは含まれています。女性の薄毛改善や育毛ケアにおいて、男性ホルモンの抑制はカギとなることがあります。 そんな男性ホルモンに対して効果を発揮する成分です。 |
ニンジンエキス | ニンジンエキスには、フケ防止機能、血行促進作用が期待できます。 血行が促進されて頭皮トラブルが改善されることによって髪が生えやすい環境を整えることができます。更に、毛根細胞に酸素や栄養素を運びやすくし、頭皮を活性化させ育毛を促進してくれます。 |
ヒアルロン酸 | ヒアルロン酸自体に育毛効果はありませんが、高い保湿力で頭皮を乾燥から守ります。 外界と接している頭皮の表面が乾燥すると、バリア機能が失われて細菌の攻撃を受けてしまいます。そうなると炎症によって、抜け毛を誘発してしまいます。 そうならないために、ヒアルロン酸で頭皮を保湿します |
シャクヤクエキス | シャクヤクエキスは漢方で最も多く使われているカンゾウ(甘草)の根に含まれる成分です。 抗炎症作用があるため、皮脂が過剰に分泌されていることが原因の抜け毛には炎症を抑え頭皮を正常にしてくれるため、抜け毛抑制の効果があります。 |
ダイズエキス | 皮脂の分泌を抑制しながら、コラーゲンを産生するため、頭皮の健康を守ってくれる効果があります。 また、イソフラボンには女性ホルモンに似た作用をもっていることから、皮脂分泌の抑制だけでなく男性ホルモンの増加を抑えることができるため、発毛が期待されるのです。 女性でも40代なると男性ホルモンが多くなって毛が進行してしまう原因も考えられるため効果が期待できます。 |
グリチルリチン酸 ジカリウム |
グリチルリチン酸ジカリウムは、漢方の原料としても知られる甘草の根に含まれる成分で、炎症を抑え頭皮環境を整え、健康な毛髪へ導く効果が期待されています。多くの育毛剤に取り入れられています。 頭皮のトラブルを回避し、弱まった髪の成長力を取り戻せる効果があります。 さらに詳しく見る » |
ノコギリヤシ | ノコギリヤシは、北米南東部に生える植物で、サプリメントも発売されているほど、育毛効果が期待でされています。育毛剤でもよく含まれている成分で、乱れているヘアサイクルを正常に戻し、抜け毛を抑制することでボリュームアップが期待できます。 男女専用の育毛剤にも含まれています |
ビワ葉エキス | ビワの葉は生薬として古くから知られ、今でもたくさんの民間療法に使われています。 ビワ葉エキスには、クエン酸やタンニン酸、サポニン、リンゴ酸、アミグダリンなどが含まれていて、毛包幹細胞と色素幹細胞の遺伝子損傷を抑制する効果があることを証明されており、抜け毛改善効果があります。 白髪を予防してくれるだけでなく、改善する効果も期待できます |
ボタンエキス | ボタンエキスには、保湿や収れん、抗炎症作用があります。近年では、活性酸素除去作用のあることがわかり、エイジングケア成分として育毛促進作用を期待でき、育毛剤によく使用されている成分です。 頭皮を清潔に保ち、フケや痒みを防ぐと同時に、血流を促進することで髪の毛に栄養を届ける作用も働きます。 |
酢酸トコフェロール | 酢酸トコフェロールは、合成ビタミンEであり、育毛剤だけでなく多くの化粧品に配合されています。還元作用はありませんが、抗酸化作用や抗炎症作用が期待でき、肌荒れ改善や育毛効果があることが確認されています。 ビタミンE酢酸エステルと表記されていることもあります。ただ、天然成分ではないため、アレルギーを起こしてしまう可能性もあります。 さらに詳しく見る » |
成分表はどこに書いてあるの?
成分表は、インターネットで購入する場合は公式サイトに記載されています。配合されている成分がどんな効果があるかなど、詳しく載っているので参考にするとよいでしょう。
ただし、天然成分配合と記載されていても、少量でもアルコールが含まれていることもあります。有効成分だけでなく、すべての成分を記載している商品の方が安全です。
ドラッグストアで購入する場合は、パッケージに記載されていることが多く、箱にも成分表があります。
上から、配合されている成分が多い順になっているので、5~6個目までに記載されている成分があるかが重要になります。有効成分は、なるべくすべてに目を通すようにしましょう。
アレルギーを持っている方は必ずチェックして、入っていないことを確認の上、購入してください。心配な方は、薬剤師さんに確認するとよいでしょう。
悩み別に選ぶ成分表

頭皮が乾燥していてフケやかゆみがある
頭皮は皮脂が過剰に分泌していても問題ですが、乾燥していることも問題です。乾燥すると頭皮が硬くなったり、かゆみを感じたりすることも。
また、皮脂が極端に少ないと、頭皮のバリア機能が低下し雑菌が繁殖しやすくなり、フケやかゆみ、炎症などを起こしやすくなります。
そのため、以下のような潤いを与える保湿効果のある成分が配合されている育毛剤を選ぶと良いでしょう。
- ヒアルロン酸
- アロエエキス
- セラミド
- ウメエキス
- アセチルグルコサミン
- ココナッツオイル
- ゴボウエキス
- コメヌカエキス

髪が細くペタッとなってしまう
髪のボリュームがなく、ペタッとしてなってしまう方は、1本1本の髪の毛が細くなっている可能性があります。
トップにボリュームを取り戻すには、髪の毛を太く健康に生やす必要があるので、以下のような栄養を与えてあげられる成分を優先して選ぶとよいでしょう。
- ヒノキチオール
- 亜鉛
- メチオニン
- 海草エキス
- プラセンタエキス
- ローズマリーエキス

皮脂が多くベタベタしてしまう
頭皮環境を正常に整えることができるのは、適量の皮脂が分泌さえている場合のみ。皮脂の分泌量が多くなると、皮脂を好む常在菌が増殖して炎症を起こしてしまいます。
健康な状態でも頭皮には、200種類以上の菌が存在しているといわれています。
皮脂が多く分泌してしまうことで菌のエサとなってしまい、頭皮にニキビや吹き出物ができたり、毛穴が詰まってしまい、抜け毛の原因につながったりしてしまうのです。
また、皮脂が酸化することによる、頭皮から独特な臭いを発生させてしまうことも。
10代の男性は皮脂の分泌が多くニキビや臭いを発生させてしまうこともありますが、40代以降の女性も女性ホルモンの低下と共に多くなっていきます。
以下のような女性ホルモンに近い成分や皮脂のコントロールをしてくれる成分を選ぶとよいでしょう。
- ダイズエキス
- プロビタミンB5
- シャクヤクエキス
- ヒノキチオール
- ボタンエキス
- ユーカリエキス
炎症が起きている
頭皮に炎症が起こると、頭皮がかゆくなったり、フケが出てしまいます。こうした炎症は毛の成長を妨げるため、抜け毛が増え薄毛の原因の一因です。
頭皮の炎症は、頭皮の乾燥や過剰分泌の他にも、生活習慣の乱れや食生活の乱れ、ヘアカラーやパーマを繰り返しおこなっている、ドライヤーを使用せず濡れたまま自然乾燥をするなど様々なことが考えられます。
炎症が起きている場合には、以下のような抗炎症作用が入っている育毛剤を使うことで炎症が抑えられ、抜け毛の改善が期待できます。
- アセロラエキス
- L-アルギニン
- ニンジンエキス
- グリチルリチン酸ジカリウム
- ビワ葉エキス
- オウゴンエキス
- ボタンエキス
- 酢酸トコフェロール
とにかく薄毛を早く治したい
とにかく薄毛を治したい方には、ヘアサイクルを正常にしてくれる成分や、頭皮の血行をよくして育毛作用がある成分を選ぶとよいでしょう。
男女兼用の育毛剤に含まれている成分は、育毛効果をより期待できます。
天然成分配合の育毛剤は緩やかに育毛していくのに対し、ミノキシジルなどは、育毛だけでなく発毛作用もあります。女性も1%程配合されているものが発売されています。
ただし、ミノキシジルは医薬品となっていますので、副作用の心配があることも覚えておきましょう。
- センブリエキス
- ノコギリヤシ
- ミノキシジル
- 塩化カルプロリウム

頭皮の老化が原因の薄毛
年齢と共に、髪の毛が細くなったり水分がなくなってパサつきやすくなることも頭皮の老化が考えられるのです。
肌の老化と同じように、頭皮もなにもしなければ老化していきます。その原因は活性酸素が増えること。
体内で酸素を消費する際に作られる、強い酸化力を持った酸素を活性酸素といいます。
活性酸素が増えると、体に入った細菌を撃退する良い働きがある一方で、溜まりすぎると正常な細胞を傷つけてしまい、髪の毛が正常に作られなくなってしまうのです。
そのため、頭皮の老化の原因である活性酸素の抑制に働く、以下のような育毛成分を使用することをおすすめします。
- L-システイン
- カキタンニン
- 桃葉エキス
- 緑茶エキス
- サンショウエキス
- シナノキエキス
成分が多い方が薄毛に効果があるの?

一概に、成分がたくさん入っているからといって効果があるとはいえません。
例えば、保湿効果の成分を配合しているのにもかかわらず、さっぱり感を出せる成分も配合されていては意味がないですよね?
どの薄毛の原因に注目して配合しているのか、薄毛や抜け毛に有効な成分が配合されているかが重要となります。
また、成分が多い分、アレルギーを引き起こしやすくなるともいえます。頭皮に合わないと、かゆみや炎症トラブルを招く可能性も高くなりますから。
香料や合成着色料などはアレルギー反応が出てしまう方が多くいます。成分がたくさん入っている育毛剤を選んで使っている場合には、天然成分か添加物かを把握して使いましょう。

男性に効果のある成分は女性にも効果があるの?

男性に効果のある成分は、女性には合わないといえるでしょう。
男性はAGA(男性型脱毛症)が原因の薄毛がほとんどです。そのため、AGAに特化した成分が配合されている育毛剤が多いので、男性ホルモンが原因ではない女性の薄毛には効果がありません。
AGAには天然成分で治療をすることは少なく、男性ホルモンであるテストステロンが、発毛抑制作用を持つDHTの産生を抑える成分を配合することによって、治療します。
そのため、女性には効果がないのにも関わらず副作用の危険もあります。

まとめ

女性用育毛剤の成分は、それぞれに有効な効果があり自分の薄毛の原因がどれに当たるのかを理解した上で購入すると良いでしょう。
たくさんの成分が入っているからといって、効果が他の育毛剤よりもあるわけではありません。一部の有効成分をお伝えしましたが、他にもたくさんの成分があります。
購入する際は、必ず成分表をチェックすることをおすすめします。
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