派遣のブラックリストは実在した…派遣会社の裏事情をお伝えします。

派遣会社のブラックリストとは?

登録している派遣会社から、今まで沢山お仕事紹介が来ていたのに、急に連絡が来なくなった…なんてことはありませんか?

それは、俗に言う「派遣会社のブラックリスト」入りしたことが原因です。

結論から言うと、派遣会社ごとにブラックリストは存在します。

派遣業界で共通の呼び方はありませんが、ブラックリスト自体がなくても、各スタッフのプロフィールに”紹介不可”といった記載があるなど、ブラックリスト的な仕組みがあるのは実情です。

実際にどのようなことでブラックリストに載ってしまうのか、そして今後お仕事紹介を受け続けるために、優良社員となる秘訣を紹介します。

ブラックリストに載った場合の派遣会社の対応

それぞれの派遣会社ごとに、派遣スタッフの評価を記録する「評価表」があります。

評価表には、派遣スタッフが仕事を完了するごとに、5段階評価がつけられ、評価コメントや勤務態度などが詳細に記録されます。

評価が著しく悪く、ブラックリストに載ってしまうと、お仕事の紹介はほとんどなくなってしまいます。

ブラックリストに掲載された派遣スタッフが、たとえ希望するお仕事にエントリーしても、社内選考の時点でやんわりと断られます。

派遣会社からしてみれば、勤務態度や素行に問題のあった危険度の高いスタッフを企業に紹介するリスクは避けたいはずです。

しかしブラックリストに載る基準は、派遣会社ごとに違いますし、派遣先も派遣元も人間ですので、一概に派遣スタッフの過失だけが理由とは言えない場合もあります。

登録の段階で、派遣登録を断られる場合もあります。これは特に稀なケースですが、登録しても仕事紹介が少ないなど、就業に至らない人がいるのも事実です。

ブラックリストに載ってしまう言動

派遣会社の評価を下げないためには、社会人として、人として、最低限のルールやマナーを守る必要があります。

ブラックリストに載ってしまう人の言動とはどういったものがあるのでしょう。

就業初日のドタキャン

就業日初日に連絡もなくフェードアウトする行為は、有無を言わさず「ブラックリスト」決定です。

初めての就業日は不安でいっぱいだと思います。しかし就業日を迎えるまでに、派遣会社も派遣先企業も沢山の工数をかけて一人を雇い入れる準備をしています。

正社員と違って、派遣先と直接やり取りする必要もなく、就業までの手続きも簡単なものです。その容易さから、急のキャンセルでも構わないだろうと考えてしまうことがあります。

  • 自分が一番に希望していたお仕事ではなかった
  • 早く勤めたいあまり、意にそぐわない仕事を引き受けてしまった
  • 他の派遣会社の紹介も並行して進めていた
いろいろ事情はあっても、土壇場でキャンセルして、多くの人に迷惑をかけるような行為は避けなければなりません。

就業前に、案件を決める前に、きちんと計画を立て心を決めて、社会人らしい当たり前の行動を心がけたいです。今後派遣で働いていくつもりであれば尚更です。

事前にきちんと派遣会社に相談し、納得がいってから就業を決めていきたいですね。

無断で欠勤、遅刻を繰り返す

派遣は3か月、6か月と契約期間が決まっており、更新の1ヵ月前位に、派遣会社から更新の意思確認があります。

派遣会社としてはできるだけ長期で勤務してもらえるスタッフを求めているので、紹介した数社で初回更新時に継続を断られると、仕事が続かないスタッフと判断され、徐々に仕事の紹介は少なくなっていきます。

また、契約期間が残っているのにも関わらず、電話やメールだけの一報で退職を願い出て、翌日から出社しない行為は一発でブラックリスト入り確定です。

派遣社員は弱い立場のため、職場内でいろいろと制約や忍耐を強いられることは往々にしてあることです。

どうしても耐え難い状況で退職をせざるを得ない時は、派遣会社にきちんと状況を伝え、今後の判断を仰ぎましょう。

思い悩んでたより、案外簡単に環境が改善されることはよくあるものです。

一般常識が欠如している

仕事はこなせるけど、常識はずれな行動が目立ち、人に迷惑をかけたり気分を悪くさせることが頻繁にあるようだと、注意人物と認定されてしまいます。

一般常識が欠如していると判断される言動

  • 服装があまりにも奇抜
  • 先輩や上司に敬語が使えずため口で対応する
  • 電話応対が雑
  • 遅刻や欠勤の連絡はメールだけで済ます
  • トイレや休憩室で悪口ばかり言っている
  • 仕事そっちのけで私的なことをしている

社会人として最低限の常識は理解しておきたいですね。

派遣先での人間関係のトラブルが多い

喧嘩や揉め事など人間関係のトラブルが多いなど、何度も問題を起こすような人は、派遣として就業するのは難しいと判断されます。

よっぽどなことがない限り、派遣先から苦情が出ることはありません。注意しても改善が見込めない場合は、今後の仕事紹介は一切来なくなります。

不平不満が多すぎる

派遣就業先の不平不満が多すぎたり、自分のスキルに見合っていない待遇を無理に要求するなど、クレームばかりの人は担当営業から要注意スタッフと判断されてしまいます。

派遣スタッフの情報は派遣会社内で共有されますので、仕事紹介はなくなる可能性はあります。

派遣先で借りたものを返却しない

派遣先に就業することになると、社員証や入館証が貸し出されます。

セキュリティーに関わる大切なものですが、そういった借りたものを返却せずに連絡が途絶えて辞めてしまう人もいます。

派遣会社の担当営業が家まで行ってようやく返却してくれるケースもあります。

このように派遣会社に迷惑をかける行為は、否応なしにブラックリスト行きです。その後仕事の紹介は一切なくなります。

仕事の紹介が途切れない優良社員であるために必要なこと

派遣会社にはブラックリストとは反対に、優良社員リストも存在します。

優良社員リストに載ってしまえば、優先してお仕事の紹介を受けることができ、今後の就業条件の向上にも影響してきます。

専門的知識を持ち合わせている

パソコンスキル、語学力、CADやIllustratorなどの専門ソフトのスキル、エンジニア系の技術など、この人に任せれば安心!といった専門的知識を持っている人は引く手あまたです。

日々向上しようとするスタッフは優良社員と判断され、優先的にお仕事が紹介されます。

即戦力のあるスキルや能力がある

依頼を受けた業務をすぐこなせるような事務能力や読解力がある人はどこに行っても必要とされます。

今まで一般事務、営業事務、経理事務など、さまざまな業務経験があると、臨機応変に幅広く仕事を任せられるので、派遣先からの信頼は厚くなります。

ビジネスマナーがしっかりしている

丁寧な言葉遣いやきちんと連絡、挨拶ができる人は、相手への配慮や気遣いができると判断されます。

そんなに堅苦しく考える必要はありませんが、自分本位ではなく、他人の気持ちを考えて人と接することができる能力は、対人関係を良好に保つ上で、大切なスキルの1つです。

派遣だけでなく、社会に出れば当然のことですが、ビジネスマナーは基本の基本ですので、普段から念頭に置いて過ごしていきたいものです。

契約を最後まで満了する

当たり前のことですが、決められた契約期間をきちんと全うする人は責任感がある人と見なされ、今後の仕事紹介は必然的に優遇されます

契約内容と違う業務を任されたり、派遣先の業務指示が曖昧だったりと、就業を続けていく上で不安なことが起こることがあります。

契約内容にはない業務をお願いされた時は、基本断っても支障はありません。

ただ、対応可能な範囲であれば、引き受けて、本来の業務までの準備期間として、会社の雰囲気を掴む時間に当てても良いかと思います。

どうしても引き受けることが難しく、派遣先に直接伝えられない辛い状況の時は、派遣会社に業務改善の仲介に入ってもらい、できるだけ働きやすい環境で、穏便に契約満了を迎えましょう。

ブラックリストに載ってしまったら

ブラックリストに載ったのかどうかは派遣会社は教えてくれません。

トラブルがあってから仕事紹介がなくなり、自分からエントリーしても選考が全く通らない場合は、ブラックリストに載ってしまったんだと判断できます。

一度その派遣会社で失った信用は簡単には戻りません。今後仕事紹介を希望しても、そこで働いていくことは難しいでしょう。

ブラックリストに載ってしまうと、情報は他の派遣会社でも共有されてしまうのか不安の方も多いかもしれません。

グループ内での共有はあっても、同業他社への情報共有はありませんので、別の派遣会社に移ったら、一から再スタートです。

新しい派遣会社でもまた同じようなことがあれば、仕事の紹介はなくなりますので、二度と同じ失敗が起きないよう心掛けていきましょう。

ブラックリストに期限はあるのかという疑問についてですが、個人情報は削除されても、勤務履歴や連絡履歴は残っているので、実質ブラックリストからの削除はないと考えて良いでしょう。

現在の日本では派遣社員の数は大幅に増大し、派遣会社も沢山存在します。

派遣会社によって得意分野や待遇に違いがあり、自分にとって働きやすい派遣会社を見つけることはとても重要になってきます。

自分のやりたい仕事、望む待遇はどんなものなのか、自分の中できちんと整理しておくことです。

勤務条件を明確して普通に仕事をこなしていれば、ブラックリストは怖いものではありません。良い仕事を紹介してもらえるかどうかは自分次第です。

我儘はいけませんが、貯めこまないように、ある程度自己主張も必要です。日頃から派遣会社と信頼関係を築き、いつでも相談できる環境を作っていきたいものです。

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